新春吟詠の集いに当たってのご挨拶

日本詩吟協会 総裁 富澤 龍吟

あけましておめでとうございます。
今年も、詩吟愛好家の皆様と、日本詩吟協会会員のご協力によりまして、「新春吟詠の集い」を開催出来ますことを心から感謝申し上げます。
昨年は異常気象により、世界的に地震や大洪水が発生しました。日本でも元旦早々に、能登半島地震が起こり、大災害となりました。復興も始まりましたが、9月には大雨による被害も起こり、住民の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
くれぐれも気落ちする事無く頑張って頂き、一日も早く元の生活に戻れます事をご祈念申し上げます。

本年は、乙巳きのとみの年となり蓄えていた物が芽を出し、実を結ぶ年で、努力が報われる年です。

固定観念にとらわれず新しい考え方や、方法を積極的に取り入れて、素晴らしい日々を送れます様、頑張りましょう。
最後に開催準備をして頂いている日本詩吟協会の会員の皆様、ご参加頂く皆様に御礼を申し上げ、ご挨拶といたします。

日本詩吟協会 理事長 岡村心蒼

『謹賀新年』

『新春吟詠の集い』に参加して戴く日本詩吟協会会員並びに一般吟詠愛好者の皆様におかれましては、お健やかな新年をお迎えの事と心からお慶び申し上げます。

さて、新年のご挨拶としては、いささか堅苦しい内容とは思いますが、第36回日本詩吟選手権首都圏地区予選会から、『五項目(吟声、音程、節回し、読み、詩心)五段階評価』(1点~5点)の審査を採用しております。例えば各五項目で評価が3点の場合は普通レベル、5点は最高レベルの評価となります。評価表はご希望の出吟者本人にお渡ししますので、どの項目を重点的にお稽古すれば良いのかが見えてくると思います。
スポーツやお稽古事の上達は、自分の足りないところに気付くところから始まります。軽く気付くのではなくて、深く気付くことです。そして、その部分を、徹底的にお稽古をして、次の発表会やコンクールに挑戦する。それでも思うような結果を得るのは簡単ではありませんが、諦めずくり返す事です。上達は努力の果てにあります。
いつの日か天上に輝く、七色の虹が見える日が必ず来ると思います。
日本詩吟協会の『五項目、五段階評価』が、『上達への気付き』となればこんなに嬉しいことはありません。
みんなで楽しくお勉強♪今年も笑顔でエンジョイ詩吟♪

日本詩吟協会総本部が主催する「新春吟詠の集い」を次のとおり開催いたします。

日時:2025年1月11日(土) 午前10時 開演(閉演 午後3時40分を予定)

会場:深川江戸資料館(入場無料)

交通:都営大江戸線、東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」下車徒歩3分